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笑顔のちから
笑顔のちから
私の彼は、プール事故で首の骨を複雑骨折し、頚椎を損傷した為に、神経を傷つけ胸から下が半身不随となり指を動かすことも出来ず、車椅子での生活を余儀なくされました。体温調節をする神経も傷ついてしまい、汗を掻くことが出来ず、熱中症になりやすい体になってしまいました。その為、夏の暑い日に出かけることが出来ません。
夏休みに甥っ子が遊びに来た暑い日に彼が、私に「子供たちと外で遊びたいから、体が熱くなったら、ホースで頭から水かけて」と言いました。私はビックリしました。
怪我をしてから、車椅子姿を見られたくないので人目を避けていた彼だったからです。この時私は、彼の前に進み生きていこうとする思いを心に感じ、彼自身が大きな第一歩を踏み出したと確信しました。彼の久しぶりに見せる笑顔を見て、涙が溢れ出ました。その瞬間、一生この人と共に生きていこうと心に決めました。
この写真は私の大切な宝物です。
敬称略