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「一、二、三、四」気合いの入った唱和。その間に「手振り大きく」「下を見ない!」先生の声がとぶ。顔こすり、足もみの後、一動から三十一動までの体操が続く。
自彊術体操は、呼吸法を取り入れた日本古来の体操で、「自分の体は自分で守る」をモットーに、「出来るところは正確に」「出来ないところはせいいっぱい」という病弱者や高齢者も無理せず取りくめるもの。
年を重ねた人たちの関心事は何よりも健康。年金者組合女性の会で、仲間うちに免許を持った先生がいたことから、十年前にサークルが誕生した。六十代から九十代まで七、八人が週一回集まる。体操だけでなく、二人組で療法をやったり、休憩時のおしゃべりも楽しい。体調や食べ物のこと、介護や年金、旅行などの情報交換が多い。戦争体験の朗読劇で活動している先生の話に元気をもらったり。
先生七十七歳、私八十二歳、何時まで続くかわからないが、今日も元気で「一、二、三、四」。