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30年程前に主人が脱サラして、小料理屋を始めた。専業主婦だった私も、それと共にお店を手伝うことになり、今までの生活とは一変して、慌しい毎日が続いた。釣り好きな主人は、趣味の延長がてら魚を調理する。いろんな魚を、いろんな方法で「ああでもない、こうでもない」と楽しそうに料理する。毎回、目分量さじ加減で作るのに、煮付けと甘露煮はどれも絶品!同じように作っているはずなのに、主人のとは何かが違う・・・。
ずっと変わらずに残っている小鮎の甘露煮。もう冷蔵庫で5年。主人が亡くなって、もうすぐ5年。まだこの味が出せない。いつか必ず娘に言わせたい、「お父さんの味を超えたね!」と・・・。