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夏休みを前に、九州の大学に行っている娘から電話がきた。
夏休みに帰省する際に宮島に行ってみたいので、一緒に行こうと誘われた。「お父さんも一緒に?」と聞いたところ「一緒に行っても、お父さんは楽しいんだかわからない・・・。」と言う。
娘が中学三年から高校二年までの三年間、母親の私は単身赴任しており、夫と娘が二人で暮していた。その間に二人の間に心のスレ違いがあり、思春期の娘は父親と口をきかなくなっていた。それから一年程した頃、メールで心の内をぶつけた娘に、夫はその気持に気づかなかったことを謝り、二人は仲直りした。夫に旅行の話をすると、すぐに「行く!!」という返事がかえってきた。
娘と一緒の時を過ごすことができるだけで嬉しい、ということが娘にわかるのは、いつのことだろうか。