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五月、長く特養ホーム入居中の母が一時帰宅時の一枚。台所仕事も出来なくなった母だが、久々の我が家でかつてを思い出して欲しくて、私はお土産にソラマメを持参した。「いくつお豆が入っているかな?手伝ってくれると助かるわ。」要介護度4の母は手先もおぼつかない。でも、季節の野菜に触れることで忘れてしまった何かをきっと感じてくれるはず。「そうね、手伝うよ。」と母はとてもうれしそう。ところが、もどかしい母の手つきを傍でじっと見ていられない愛情過多の父は「ちょっと硬いから手伝ってあげようね。」と、さやを次々と大きく開け続けてしまう。それもゆっくりやらせてあげたいという私の深い思いを察する余裕もなく、満面の笑顔で。
まさに愛情いっぱいのお手伝いだ。
幸せな母とやさしい父の姿に娘の私は胸があつくなった。実家で両親がさりげなく仲良く寄り添う姿をながめることができたのは何年ぶりだろう。ソラマメがくれたゴールデンタイムに感謝。