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心のこりがある。
二人とも高齢ということもあり、結婚報告パーティはしたが、式は挙げなかった。
若い頃から形式に拘らない為、両親は普通の結婚式をして欲しかったらしいが自分の意思を通し今日まできた。
そんな私がブライダルアテンドの仕事に就き、何十組もウェディングに立会い新郎新婦のお手伝いをしているうちに、何故あの時、式をしなかったんだろうと後悔するようになってきた。
父は私とヴァージン・ロードを歩きたかったかな。
母は私の為に作っていた留袖を着たかったかな。
両親は私の結婚に安心したかのように続いて他界した。
この夏、旅行先のハワイで式を挙げた。
二人のお互いへの言葉の交換の時、彼が言ってくれた「僕らはお互いの両親を亡くし、二人だけになったのだから力を併せ、死ぬまで仲良く暮らそう」まさか泣くとは思っていなかった私に涙がこぼれた。
天国の親達も喜んでくれただろうか。
少し遅い結婚式だったが・・・。